鬼火の絵に魅せられて・・・・


この度、平成20年12月に完成し、「竹中英太郎のファンとして、作品を記念館に置いていただければ、作った甲斐があったと嬉しく思います」と、平成20年12月25日、記念館にご寄贈下さいました。作品から心魂を込められました思いが伝わって参ります。
T様は、この人形への思いを・・・・・「私が記念館を訪問した際、なぜか「鬼火」の絵に惹かれました。小説の「鬼火」をまだ読んでいなかったもので、描かれた女性がどんな人物なのか、まったく知らず、ただ、肩を出し、帯もたれ、髪もほずれた様子から、くずれた女の印象でしたが、首筋から肩の線に色気があり、それを人形にしてみたいと思いました。その途中のかたち作りの工程で、その色気の線を出そうと、繰り返し、繰り返し作り直してみましたうまく出せません。あきらめて、もういいやと、気にかけずに、作業を続け、最後の磨きの工程を終えた時、その色気がほんのりでました。竹中英太郎画伯のお導きがあったのかなーと、ぼんやり思っています。」とお書き添え下さいました。
お言葉に甘え、竹中英太郎記念館として有難く頂戴致しました。
なお、実際の作品はもっとすばらしいT様の思いが込められております。
ぜひ、多くの皆様にご覧頂きたいと思います。

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