4年振りのご来館・・・

平成16年4月に記念館がオ−プン致しました際お出で下さいましたS様がお出でくださいました。
当時「皓星社」に勤務されていらっしゃいました関係でご来館くださいましたが、現在は皓星社を退職され個人で著述業をされていらっしゃるそうです。
今回は、甲州市(旧塩山)の知人の家にお泊まりになり、明日は横溝正史館にも行かれるとの事でした。画集をお買上げくださいました。夜想.JPG 「夜想・参」左・「夜想・4」右、(1981年(昭和56年)4月・10月 ペヨトル工房発行、皓星社発売)
S様は、まだ34歳とお若いのでこの頃はまだかかわりはありませんが、この「夜想」では、夢野久作と竹中英太郎の特集や労さんが父英太郎について書いております。
雑誌の表紙絵は、新青年昭和5年2月号・夢野久作「復讐」のために英太郎が描きました作品です。
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コメント

kako | 2008/08/24 10:21 AM
昨晩は、鈴木義昭著の「夢を吐く絵師・竹中英太郎」を一気に読み、ふと気がつくと時計が午前4時を回っていました。
「伝説」・「画家の生涯」いづれにしても両方をこれだけ上手にまとめ上げ、吸い込まれて行く著作にあったのは、塚本哲也著の「エリザベート」以来です。
一つには、余りに近すぎて(親友の父親と兄)知らな過ぎたこと。
一つには、竹中英太郎氏、労氏の奇異でもあり、完全にDNAを引き継いでいる親子関係。
兎に角絵画の一枚一枚に、いえ、一筆ひと筆に「謎」があり、「大きな意味」さえあるように感じたのは、始めて記念館に入り、絵画を目にした時のショックからでした。
著者同様に「謎」の解明にわくわくする衝動に駆られました。
只、絵画を見るのではなく、その一枚にどれ程の思いとそこに至る過程があるかを知ると、平常心では見られないことも著書を読み発見しました。
来月伺う時は、又新たな思いで一枚一枚と向き合うことができそうです。

改めて、館長の重責を思い、少しでもお手伝いが出来れば・・・と思います。
館長・紫 | 2008/08/25 06:58 PM
KaKo様、午前4時までの読書はいけませんね。
父や兄の事は奥が深く、なかなか理解する事は難しい事だと思います。
あまりにも普通の親子、普通の兄妹であり、深く考える事もなく時が流れ過ぎました。
一生お勉強です。